ISDN : 用語集

パケット交換
 元々は「回線交換」と対になる言葉です。回線交換とは、普通の電話と同じで、回線を接続してから(電話をつないでから)通信を(通話を)開始する方式です。それに対し、パケット交換とは、データをパケットという小さな塊に分け、そのパケットに宛先を付けて相手に送りつけます。通信路上ではバケツリレー式にパケットが伝えられていきます。この方法の特徴は、一つの通信路でたくさんの相手にデータを送れること、データが伝わるまでに比較的大きな遅延があること、料金がデータ量で決まる、などです。パケット交換でのサービスをしているプロバイダやパソコン通信はほとんどなく、対応しているTAも少なく、また、使おうとすると月々1000円とられる(そのかわり通信料はめちゃ安いのだが)ようなので、あまり使うことはないでしょう。

ダイヤルインサービス
 回線1本に複数の電話番号を割り当てるサービスです。一つ電話番号を追加するごとに毎月900円とられます。ダイヤルインサービス自体はISDN専用のサービスだけではなくて、アナログ回線でも使用できます。アナログ回線でダイヤルインサービスをうける場合には、PBX(構内交換機)が必要になります。といっても、そんなに大袈裟なものじゃなくて、モデムみたいな箱一つですけど。回線は1本ですから、アナログ回線の場合は番号をいくつもらおうが、同時に通話できるのは1つの番号だけです(他の番号は話し中になる)。INSネット64の場合は同時に通話できるのは2つの番号です。

キャッチホン
 通話中に電話がかかってくると音でお知らせ、フッキングすると元々の通話が保留になり、新たにかかってきた電話と通話できるおなじみのサービス。ですが、元祖キャッチホンはパソコン通信中に電話がかかってきてしまうと、通信エラーとなって回線切断という、悲しい目に会います。これを改良したのがキャッチホンII。一定の呼び出し音が鳴ってもフッキングされなかったときは、留守電センターにつながり、電話を切った後に伝言を受け取れます。呼び出し音の回数は自由に変更でき、0にしておけば呼び出し音は鳴りません。パソコン通信にも安心ですが、元祖キャッチホンより200円高いです。

キャッチホンもどき
 ISDNにもキャッチホンのようなサービスがあり、「フレックスホン」と呼ばれます(有料)。フレックスホンにはキャッチホンのようなもの(コールウェイティングと呼ばれます)の他に、転送・3者通話なんかもあるのですが、とにかくキャッチホン機能だけを実現したいのなら、フレックスホンは契約する必要はないのです。「通信中着信通知サービス」(これは無料)を申し込んでおけば、大抵のターミナルアダプタが「疑似コールウェイティング機能」を持っているので、事実上「タダ」でキャッチホン機能を実現できてしまうのです。
 ただし、この機能は、割り込まれる側と割り込む側を、それぞれのBチャネルに割り当ててつなぎっぱなしにして切り替えているだけなので、2B使用中はこの機能を使用することはできません。つまり、データ通信と電話を一緒に使っているときや、電話を2台同時に使っているときにかかってきた電話は受けることができません。NTTのコールウェイティングサービスなら大丈夫。

電話加入権
 NTTの言葉で言うと、「施設設置負担金」の事です。今までは新規に回線を引く場合に必要だったのですが、ISDNの場合、「INSネット64・ライト」というプランを選べば、工事費2000円と月々640円の積み増しだけで、\72Kが必要なくなります。が、施設設置負担金に絡む契約ができません(アナログ回線に移行するためには、施設設置負担金を払わなければならない、回線の権利の譲渡ができない、など)ので注意が必要。

みかか代
 要するに電話代の事です。何で「みかか」というかは、カナキーをロックしないで、「み」「か」「か」と順に打ってみれば分かるでしょう。

古いの
 古いPCと言っても、PC-AT互換機でも98でもありません。そのほとんどがシャープ製。そう、MZやXシリーズだったりします。1台だけMSXがありますが。MZとMSXは全部実家に置き去りになってます。自宅にはX68000 PRO HDとX68030 Compactがありますが、どちらも押入の中で眠っています。

Satellite Pro 420CDT
 東芝のノートPC。発売時期は定かではないが、買ったのは96年10月で、買価は\268K(税込み)。Pen 100MHz・Memory 8MB・HDD 810MB・6倍速CD-ROM。ディスプレイはフルカラーTFT 800X600で、ESSの音源を内蔵している。スピーカーはモノラル、マイク付。
 買価には8MB増設メモリーを含んでいるが、合計16MBでは役不足なので、後で32MBのメモリーを買って入れ替え、40MBで使っている。モデムは28.8Kbpsのものを購入し、バージョンアップで33.6Kbpsに。HDDも不足気味なので、SCSIカードを買って2GBの外付けSCSI HDDを追加している。
 420CDTは買ったすぐ後、ボーナス商戦で430CDTが出て型落ちとなった。:_; ま、私は型落ち品を安く買って長く使う主義なので、これはこれでいいとしよう。
 嫁さんがTEOというエンターテイメントソフトにはまっていたのだが、このソフト、ジョイスティックポートを要求するため、普通の人はまず買わない、ポートリプリケータまで買い足している。ちなみに、さてぷろくんは嫁さんの父上様に献上してしまったが、ぽとりだけここにある。どーすんだか(笑)。

Libretto 20CTA
 東芝のミニノートPC。世界最小のWindows 95マシンとして有名。買った時期は定かではないが、この時にはすでにLibretto 30とLibretto 50が出ていて、既に型落ち状態。買価は\89K。486DX4 75MHz・Memory 8MB・HDD 270MB。FDはオプション。ディスプレイはフルカラーTFT 640X480だが、LCDドライバがバカなのか、ディザリングが目立つ。メモリー8MBでは使えないので、速攻で12MBメモリーを買い足し、20MBで使用している。
 元々はSatellite Pro 420(重量4.2Kg)を持ち歩くのが苦痛なので、420CDTのサブとして購入したもの。メインは別にあるので、これくらいのマシンでいいだろう、と思って、型落ちで安い20CTAを購入したのだが、最終的に420CDTは嫁さんに占領されてしまい、結局、家では20CTAをメインで使っている。ToT
 20CTAにはこれ以外に特に周辺機器は買い足していないが、会社に転がっていたLibretto 50CTA(液晶が破壊して使用不能)の810MB HDDとHDDを交換してあり、モデムカードは420CDTと共用できるし、出張の時は会社のモデムカードを持っていくので、特に不自由はしていない。
 一度、ACアダプタを家に持ち帰るのを忘れて、その辺に転がっていた無線用の電源をつないだら、内蔵のヒューズが飛んでしまった。現在、「切れないヒューズ」(ショートさせた、とも言う)状態にして使用中。
 余談だが、入社した年(1992年)に使っていたマシンが386SX 16MHz(さすがにこれはこの時点ですでに時代遅れだった)、入社2年目に使っていたマシンが486DX2 66MHz・Memory 16MB・HDDは確か510MBで、拡張・改造後のLibrettoはそれよりも高性能なマシン、ということになる。世の中進歩したもんだ。

2人で同時にチャット
 普通しないって。^^; なお、この場合のチャットとは、TEOのチャットのページと、NIFTYのSPRXのRTの事を指す。一度、私は自宅、嫁さんは実家からインターネットプロバイダに接続し、そこからTELNETでNIFTYにログインして、2人で同時に2つのチャットに顔を出すという暴挙に出たことがあるが、さすがに本人達も他の参加者も混乱していたようだ。

NIFTY SERVE/@nifty
 いわゆるパソコン通信ネットワークで、日本最大手。運営主体はニフティ株式会社。以前は日商岩井と富士通が株主となっていたが、1999年の3月に富士通の100%子会社となる。2000年3月現在で会員数は370万人。
 1986年3月に米国CompuServeの国内販売を開始し、1987年4月にNIFTY-Serveの供用を開始している。1997年4月に供用10周年を迎え、シンボルマークを変更、サービス名もNIFTY SERVEという標記に改めた。
 古くからメールの相互送受信・TELNETからのインターネット接続(ホスト名:r2.nifty.ne.jp)などでインターネットとの連携を行っていたが、InfoWeb(これも富士通系)と提携したFENICS-ROAD4によるPPP接続(現在は終了している)、HyperROAD/HyperROAD64によるPPP接続、NIFTY-ROAD7によるPPP接続と手を拡げ、97年7月にはインターネットからWebブラウザでNIFTYにアクセスできるサービスも開始(Interway)、98年初頭にはメールもSMTP/POP対応になった。
 1999年11月に同じ富士通系列のインターネット接続サービスInfoWebを統合し、NIFTY SERVEへの標記変更からわずか2年半で@niftyという名称に変更になった(もったいない)。ドメインも旧来のniftyserver.or.jp→nifty.ne.jp→nifty.comと慌ただしく変わったため混乱も多い。例えば、@niftyのWebサイトはほとんどnifty.comに引っ越しているが、NIFTY SERVE時代に開設したメンバーズホームページやフォーラム公式サイトはnifty.ne.jpである。URLを書き換える身にもなって欲しい。> にふてぃ〜御中
 2000年6月現在の料金体系は、主に30時間まで2000円、150時間まで3000円、5000円で無制限の3通りであり、30時間まで2000円のコースだと、DTI/JTNISとの採算分岐点は軽々30時間を超えてしまう。ただし、超過料金が毎分10円とちょっと高い。筆者が現在メインで使っている接続先。

ニフマネ
 正式な名前はNIFTY MANAGER。NIFTY SERVEへアクセスするためのGUI形式のソフト。1995年9月に提供開始しているが、Windows版がVersion 4.50まで進歩しても、未だ評判が悪い。^^; @nifty的にはInterway中心にシフトしたがっているようなので、現在使っている人はそんなにいないのではないかな。

DTI
 インターネットサービスプロバイダ(ISP)。正式名称はDREAM TRAIN INTERNETだが、DTIの方が通りがよいかも知れない。GDIとは全然違うので注意のこと(誰も間違えないって)。確か三菱系列だと思ったのだが、定かではない。
 アクセスポイント・回線数やサーバーあたりの会員数を制限し、さらに、日本のネットワーク相互乗り入れ点であるNSP-IXP2に45Mbps(一説には100Mbpsという話も?)で接続されており、しかも、下位には2次プロバイダがぶら下がっていないため、かなり良質な回線を提供できる、と謳っている。
 2000年6月から料金プランが変更となり、年契約が廃止になる一方、月契約は値下げとなり、Basicプランで基本料金1380円/5時間、以後8円/分、課金上限2980円となった(以前はそれぞれ1500円、10円/分、3500円)。

BTNIS/JTNIS
 インターネットサービスプロバイダ(ISP)。正式名称は日本テレコムネットワーク情報サービス1997年4月にBT(British Telecom)・NIS(ネットワーク情報サービス)が合併してできたBTNIS(BTネットワーク情報サービス)が前身。丸紅系。1998年11月にBTNISはBTCS(BTコミュニケーションズ・サービス)の完全子会社となり、さらに1999年8月に日本テレコムグループへ加わり、現在に至る。
 以前は900円で30時間まで利用でき、その後の従量課金は3分10円、どんなに使っても3900円止まりという料金体系であったが、1998年7月から値上げとなり、1100円で10時間もしくは2100円で20時間、その後は1分3円、という料金体系(上限撤廃)になった。
 しかし、寄る年波には勝てなかったのか、現在は同じ丸紅系の丸紅テレコム株式会社が運営するfamilleにサービス統合されてしまった。現在の料金体系は「5時間まで700円、以後1分3円」「月額固定2000円」と、利用時間帯に制限のあるタイプ、PPPアカウントのみのタイプの4通り。5時間700円のコースを選んだ場合、DTIとの採算分岐点は17〜18時間になる。以前はWebスペースはデフォルトで5MB、500円払うと20MB・CGI可になったが、いつの間にか100MBまで無料・CGI可になっていた。
 ここ浜松ではつながらないこともほとんどなく、回線品質にも満足している。地域によってはなかなかつながらない場所もあるようだが、順次施設の増強を行うようである。メールサーバーが時々無反応になる(めちゃくちゃ重いらしい)のが欠点かな。

NIFTYのチャット
 まあ、接続はインターネットプロバイダだけにして、NIFTYはそこからtelnet接続すれば、Bチャネル一つだけで目的は達成できるんですけどね。最初にNIFTYにモデムで接続してしまって、チャットの中で「Webに転がっているよ」とか言われると、2B使用中、って事態が起きます。